エネルギーは、生活のあらゆる面に浸透しており、労働環境や社会活動を行う上で必要です。
サエス・グループは様々な技術的ソリューションやデバイスの開発により、企業のエネルギー生産、保管、輸送、省エネをサポートしています。
• エネルギー生産
エネルギー源としての太陽の重要性が高まっている中、サエス・グループは太陽光電池モジュール向けに、サエスの水分ゲッター技術を応用した特殊なエッジ封止材を開発しました。
加えて、太陽熱集熱器(ソーラー・コレクタ)の真空状態の保持と改善を行う最新の非蒸発型ゲッターも開発しました。
新たな高性能塗布型乾燥剤、アクティブフィラー材、アクティブバリアシール材も、成長する有機太陽電池産業に貢献しています。
更に、サエス・グループは、重水素とトリチウムの純化に適した特殊ゲッター合金を提供し、核エネルギー産業を積極的にサポートしています。
• 蓄エネルギー
効率的な蓄エネルギー技術は、エネルギーを適時、適切に供給する上で重要になってきています。
NaSやアルカリ蓄電池、Ni-MH電池といった第一世代蓄電池に貢献した後、現在サエス・グループは、電池式のデバイスやハイブリット車や固定用途に使われるリチウム電池内のガス管理向けに、
最新のソリューションを提供することに真剣に取り組んでいます。
サエスの研究開発部門では、電解質の内部のガスを吸着することができるゲッター材の開発を行っています。例えば、前述のリチウムイオン電池に加え、
アルミニウムコンデンサや電気二重層コンデンサ産業への貢献が挙げられます。
更にサエス・グループは、フライホイール等の新たな蓄エネルギー方式サポートに誇りを持って取り組んでおり、我々の適切なゲッター技術によってこの方式に重要な高真空レベルを確保することが可能となっています。
• エネルギー輸送
エネルギーの輸送は進化する配電網によって成り立っていますが、そこでは真空スイッチや真空遮断機向けの最先端のゲッター製品をはじめ、高温超電導ケーブルの断熱に必要な真空環境を改善するためにゲッターポンプやゲッター材などサエスグループの各種製品が活用されています。
最後に、真空断熱は、白物家電等のアプリケーションにおいても、消費電力の削減をする上での重要なポイントになっています。