
酸素ディスペンサ
サエスの酸素ディスペンサは、定量の酸素をランプジャケット内に意図的に添加する
ことを目的としています。定量の酸素添加により、放電管の黒色化の原因となる、
ジャケット内に残留した有機物から発生する炭素の沈殿堆積を防止します。
ランプ内に残留した有機物は、放電管のエネルギーにより分解され、炭素が発生する
原因となります。これらの炭素はランプの内部表面に蓄積し薄膜を形成します。
サエスの酸素ディスペンサは定量の酸素を添加することにより、炭素がバーナーの
表面に付着する前に一酸化炭素や二酸化炭素に変え、付着を防止します。
また、サエスのSt101やSt777Pなどのゲッターとの併用により、発生した炭酸ガスと
余剰酸素を非可逆的に吸着し、ランプ内部から除去することができます。
この様な意図的な酸素の添加とゲッターのセットによって、長期のランプ品質の継続的
確保と高い信頼性を実現します。
特徴
- ランプジャケット内部に付着した残留有機物によるランプの黒色化の防止
- チップオフ後、ランプ初期始動後の迅速な酸素放出
- 定量高精度で安定した酸素の投入
用途
- メタルハライドランプ(セラミックメタルハロイドランプを含む)
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その他、残留有機物を起因とした炭素蓄積により黒色化してしまう放電ランプ
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